「こと座流星群」が、22日深夜から23日明け方にかけて見頃を迎える。25日ごろまで観測できるという。
国立天文台によると、流れ星が最も多く現れる「極大」の時刻は22日の午後4時ごろだが、観測は難しそうだ。放射点が空高く昇る22日午後10時ごろから、23日午前4時ごろが最も見頃だという。
満月に近いため、月明かりで観測条件はよくないが、街灯のない暗い場所なら、1時間あたり3~5個ほど見られそうだ。
また、こと座流星群は、突発的に増えることがあり、国内では1945年に1時間に約90個を観測した記録があるという。
同時に「みずがめ座流星群」も楽しめるかもしれない。
日本では、みずがめ座は夜明け前に東の空に昇るため、午前2時ごろから3時半ごろが観測のチャンス。極大となる5月6日前後が最も見頃で、28日まで観測できるという。
朝日新聞社は国立天文台や東京大とともに、ハワイ・マウナケア山頂のすばる望遠鏡と長野県の東大木曽観測所での映像をユーチューブの朝日新聞宇宙部チャンネル(https://www.youtube.com/c/astroasahi)でライブ配信している。(佐々木凌)